さぽぉたぁ日記 初級向けWeb脆弱性トレーニング編

このブログは、3月までN高等学校に潜んでいた株式会社Armorisの社員が書いています。

あるもりすぶろぐの内容は個人の意見です。

サポーター日記って何書くの

サポーター日記では Armoris が行っている短期集中型のトレーニング(講座)で私がサポート役を努めた際の準備や、開催側として行ったことについて書いていこうと思います。

早速今回はサポーター編の第1回目として 2020/10/20 - 2020/10/21 の日程で行われた DOJO Shot の新コースである「初級向けWebアプリケーションのリスクとその対策を知るトレーニング 」がテーマです。

レーニング概要

「Webアプリケーションにおける代表的な脆弱性の発生原理と対策を学習します。プログラムで対策する脆弱性については、修正作業のハンズオン演習も行います。」
Armoris HPより

以下の動画は簡単なデモを交えたトレーニングの紹介です。

www.youtube.com

レーニング実施にあたって

今回実施するのは実機を用いたハンズオン形式のトレーニングですが、オンライン開催ということでいくつかオンライン開催のポイントを箇条書きで紹介します。

以下は想定していたオンライン受講環境の図です。
f:id:Armoris:20201026165320p:plain
Armoris HPより

オンライン実施に伴う演習環境への接続

  • 演習環境に接続するためには VPN が必須となるため事前に接続確認ができるようフォローを行った
  • VPN 接続時に社内端末に入っているアプリと競合する可能性があることを確認
  • 各種接続情報の共有には Google Drive を使用
  • 事前に受講者の受講環境を把握しておくとフォローが容易

オンライン実施に伴うトレーニングの進行

  • 講義はスライドを使用した説明のし易さと利便性から ZOOM を使用し講師から受講生の一方向のみで利用
  • 画像の貼り付けや個別での対応が ZOOM では難しいため双方向コミュニケーションには Mattermost を使用
  • 別途紙のテキストも用意しページ番号を通知することで手元で確認しやすいよう配慮
  • 受講者の画面を確認できないためコピペできるよう資料を工夫しタイプミスに配慮
  • 基本的に音声情報がメインになるため受講者にわかりやすいようゆっくり正確に喋るよう特に配慮
  • 演習では受講者ごとの進行促進を把握するために課題が成功したら Mattermost で書き込んでもらった
  • 受講者の画面が見えずどこで詰まっているかをこちらから把握できないためわからなければフォローしますと定期的にアナウンス
  • 事前に演習で必要なショートカットや URL などはデスクトップやブックマークに入れておき操作説明を統一

オンラインで実機を使用したハンズオントレーニングを行う際に注意したポイントを紹介させていただきました。

参加者アンケートから

最後にトレーニング終了後に入力していただいたアンケートの結果を紹介させていただきます。

アンケートの中で「演習の量はいかがでしたか」という質問に対しては、ほとんどの参加者の方が演習の量が少し物足りなかったと回答しています。
今回のトレーニングの参加理由に演習を通して学びたいという方が多くいましたが、初級者向けということもあり演習の量や難易度が高くならないようにしていたということが原因ではないかと考えています。
f:id:Armoris:20201027095248p:plain

最後に

アンケート結果から今回用意した構成でトレーニングを行うにあたり問題無いということがわかったので、今後も今回の構成を基本としてトレーニングを実施する予定です。
運用面においても今回のアンケートなどを参考にトレーニング事前準備の効率アップやスタッフの方から積極的にチャットを送るなど双方向コミュニケーションの活発化を図りたいと考えています。

また今回のアンケートを参考に DOJO Shot のコースを増やすなどコンテンツの拡充も行っていきたいと思います。